【ネタバレあり】人生という名の地獄!「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」のお話
前回の記事は見てくれただろうか。今回はネタバレ回となっております。
映画の概要などまだの人はこちらから↓
それでは参りましょう。
この話原作をしらない人たちは4姉妹の能天気なお話やろなーと思った人は少なからずいただろう。
この映画マジつらい
4姉妹はそれぞれ夢を掲げて人生を歩んでいくがみんな大きな壁にぶち当たっていく。
女性が独立することは不可能と言われていだ時代、女性の幸せは結婚にしかないと考え
られていた。
次女ジョーは小説家になるために出版社に売り込みに行くがなかなかうまくいかない。
長女のメグはローリーの家庭教師と結婚するが貧しい、だが巷では美女で有名が故、旦
那のコートを仕立てなきゃいけないのに周りに見栄を張ってドレスの記事を買ってしま
う。三女のベスはピアノが弾きたいが病気が深刻化してしまう。末っ子のエイミーはヨ
ーロッパで絵画の勉強をするが成就せずおばさま(メリル・ストリープ)に金持ちと結婚
することを唆される。
なんかみんな上手くいかない。
この上手くいかなさを地獄へと昇華させるものがある。それが過去だ。
主に次女ジョーの目線を主軸に描かれる。
みんな上手くいかない現実に対し色鮮やかでキラキラしていた青春時代のシーンが交互に映し出される。
この対比が辛い。
さらにここにあるギミックが組み込まれている。
それが映像の色味だ。
キラキラしていた過去は暖色
上手くいかない現実は寒色
映像色味で現実と過去を区別することによりさらに地獄加減が増す。
特にベスが死んじゃうとこなんてなによりも残酷だ。
そんな地獄の中でもラストは光が見える。
どんな地獄の中でも夢へ向かいひた走る彼女たちの姿は「明日も頑張ろ」そう思わせてくれるのでした。
夢を追う女性は輝いている!
「一番輝いていたのはメリル・ストリープの大御所感」
それではまた。