【僕の頭の中のヒトラー】映画「ジョジョ・ラビット」のお話
またまた前回の投稿から日が経ってしまいました。
ずっと見たかった作品を見ることが出来ました!
「愛こそ最強。」
それでは参りましょう!
映画「ジョジョ・ラビット」(2019)
監督 タイカ・ワイティティ
引用:
https://eiga.com/movie/91654/gallery/4/
ストーリー
時は第二次世界大戦_。ドイツに住む弱虫のジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は、ジョジョの親友アドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)とともにナチスに忠誠を誓い屈強な兵士になるために奮闘していた。だがある日、家の屋根裏に隠し扉を発見。そこにはユダヤ人の少女が暮らしていた、、、果たしてジョジョは兵士になることはできるのか⁉
この映画をオススメする人
・重い戦争映画苦手な人
この映画をオススメしない人
・コメディタッチな戦争映画を好まない人
レビュー
【子供目線で見る戦争】
ナチスドイツ、第二次世界大戦と非常に張りのカロリーの高い題材を10歳の少年の目線を通し人々との関りの中での少年の成長を描く。このあふれ出てくるコメディ感の根源はジョジョの頭の中のアドルフ・ヒトラーだ。当然かの有名なヒトラー本人ではなく悪魔でも少年が作り出した虚像である。この人物がこの作品のバランスをうまい具合に取っていた。ヒトラーらしからぬ行動で笑かしにきたたかと思えば、屋根裏に住むユダヤ人の脅威を激しく熱弁しだす。ましてこの頭の中のヒトラーという存在自体がナチスドイツ化における子供への洗脳とも受け取れた。確かにコメディ映画なのだがなおかつ戦争映画としての側面も損なわない作品だなあと。
【母と靴紐と僕】
母親役のスカーレット・ヨハンソンにやられました。わが子の愛がたっぷりなんすよ。なんだか男の子のお母さんっぽいなって(笑)崖の上のポニョに登場するそうすけのお母さんみたいな、、、伝われ。
愛こそあれば人生は豊かであるなぁと思いましたね。靴紐を結ぶという行為、靴が映るシーンがあんな切ない伏線になっているなんて、、、
まとめ
この映画「ライフ・イズ・ビューティフル」に似ているなと感じました。この作品はユダヤ人の迫害という題材で本作とは正反対の関係性ですが、おっちょこちょいな親父が見せる家族愛に泣かされます。おっとこの作品のお話はまた今度に、、、
重い題材を少しポップになおかつ戦争の愚かさも描く。そして真のテーマとして戦時中を生きる愛をテーマにしているところに類似点を感じました。またそれらをタイカ監督はうまいバランスで描いていたなあと感じました
また子役たちがうまいんじゃ
シネマあるある
「眼鏡ポッチャリの友達だいたいイイやつ」
それでは。